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欲しいキャラが欲しくてガチャをまわすのをやめられない、ゲームを早く進めたいから課金してスタミナ回復してしまう、などの理由で高額課金する人が増えています。課金で作った借金の返済に悩んでいる人に向けて、解決法や課金を辞める方法をまとめました。
まずは、1ヶ月あたりにどのくらいのお金を何に使っているのかを把握しましょう。切り詰められるところがないか支出を見直すことで、借金の返済にあてられるお金を確保できます。
見直すポイントとしては食費をはじめ、携帯やスマートフォンのプラン料金、交際費や娯楽費など。ただ、食費については、切り詰めすぎると体を壊してしまうこともあるので注意しましょう。
頼れそうな家族や友人がいれば、相談してみるのも解決方法の1つです。貸金業者から借りる場合と違って利息が発生せず、精神的な負担も少なく済みます。
ただし、お金の貸し借りは家族や友人であっても人間関係を壊す原因になるため、安易な気持ちで頼るのはやめましょう。
借金の返済がどうしても難しい人のための法的な救済制度として、「債務整理」という方法があります。債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つの種類があり、借金の減額または返済義務を免除することが可能。
ただし、それぞれにデメリットもあるため、借金問題に詳しい弁護士や司法書士などの専門家に相談して、自分に合った方法を検討するのがおすすめです。
ソシャゲに借金するほど高額課金してしまう原因として、クレジットカード決済により簡単に課金できることがあげられます。クレジットカード決済を辞めて簡単に課金できない状況をつくることで、勢いにまかせて課金を続けてしまうのを回避できるでしょう。
スマートフォンの利用料金と一緒に口座から引き落とされるのであれば、口座には基本料金や通話料などの最低限のお金のみ預けておくというのも高額課金に歯止めをかける方法です。
課金したいという気持ちを自分で抑えるのが難しい場合は、課金決済の際に必要な暗証番号を家族に変えてもらいましょう。暗証番号が分からなければ電子決済で課金する手段がなくなるため、課金したくでもできない環境をつくることができます。
最も根本的な解決方法が、ゲームアプリをアンインストールすることです。再インストール時の引継ぎに必要なパスワードも残さずにアンインストールしてしまえば、そのゲームから引退することができるでしょう。
高額課金してしまう心理の1つとして、ここで辞めるとこれまで使ってきたお金や時間が無駄になると考えてしまうコンコルド効果があるので、ゲームをすっぱりと削除することが大切です。
ソシャゲにのめりこみ過ぎて日常生活に支障が出ている場合は、医療機関でのカウンセリングも検討しましょう。ゲーム障害(ゲーム依存症)は日本だけでなく海外でも問題になっている現代病の1つで、WHO(世界保健機関)でも治療を必要とする疾病の1つとして認定されています。
ゲーム障害と疑われる症状としては、以下のようなものがあげられます。
これらの症状が12ヶ月以上続いている場合は、ゲーム障害と診断される可能性あり。自分や家族のソシャゲへの課金に悩んでいるのであれば、ゲーム障害の治療を扱っている医療機関への相談をおすすめします。